MIPIM(不動産プロフェッショナル国際マーケット会議)とは
1990年からフランス・カンヌで毎年3月に開催されているリードミデム社による国際的な不動産イベントです。
地域開発・不動産投資に関する地方自治体、企業、投資家等が一堂に会し、契約等の商談、大規模開発の情報収集、新規マーケットの発掘等を行う世界最大級の見本市です。
また、主にアジアの投資家を対象としたMIPIM ASIAが2006年から香港で毎年11月に開催されており、このたび2015年よりMIPIM JAPANとして東京にて開催する運びとなりました。
(出典:MIPIM JAPAN実行委員会)日本で初めてのMIPIM(不動産プロフェッショナル国際マーケット会議)
2015年5月20日・21日の両日、港区のザ・プリンスパークタワー東京において開催されました。MIPIM JAPANはフランス・カンヌで1990年から毎年開催されているMIPIMの日本版です。
MIPIM JAPAN事務局の報告によれば、
参加登録国 28カ国
参加登録者数 2,538名(日本 2,152名、海外 386名)
参加登録団体 563団体(日本 357団体、海外 206団体) とのことです。
5月20日(水)
5月20日(水)ボールルーム 出展;リード・ミデムホームページ |
講演する岩沙弘道三井不動産会長 出展;リード・ミデムホームページ |
展示スペースの風景
出展;リード・ミデムホームページ |
各出展者がそれぞれ特色あるブースを
作成して、参加者との交流の場とした。
出展者によっては日本の食べ物などを
来場者に渡すなどPRに努めた。
当協会も出展協賛者のパンフレットや
当協会の成果物などを配布してPRに努めた。
出展;リード・ミデムホームページ |
当協会のブース |
展示ブース内に設置された小会議室でのセッション風景 出展;リード・ミデムホームページ |
出展;リード・ミデムホームページ |
東京都のジオラマが会場の真ん中に設置され、話題を呼んだ。
この会場には、東京都・横浜市・大阪市・名古屋市・ 福岡市・北九州市のブースが設置され、各地の特産品などでもてなしが行われた。
東京都のジオラマ 出展;リード・ミデムホームページ |
オープニングカクテルパーティ
開催初日の夕刻からカクテルパーティが開催され、太田昭宏国土交通大臣、西村康稔内閣府副大臣が臨席され、挨拶の後、参加企業の代表による鏡割りが行われ、その鏡割りをした山口県の銘酒「獺祭」で乾杯してパーティの幕が上がった。太田昭宏国土交通大臣 出展;リード・ミデムホームページ |
西村康稔内閣府副大臣 出展;リード・ミデムホームページ |
パーティの鏡割り 出展;リード・ミデムホームページ |
出展;リード・ミデムホームページ |
5月21日(木)
舛添要一東京都知事 出展;リード・ミデムホームページ |
隈研吾氏 出展;リード・ミデムホームページ |
当協会のパネルディスカッション
午後2時から「きんもくせい」において開催した。テーマ;コンサルタント/アドバイザーが不動産業界の国際的意思決定に果たす役割
スピーカー
田村 計 国土交通省都市局大臣官房審議官
Noah Shlaes(ノア・シュレイズ) CRE理事長
小野祥吾 CREマネジメント推進コンソーシアム副会長
吉村真行 日本不動産カウンセラー協会理事長
モデレーター
磯部裕幸 日本不動産カウンセラー協会 常務理事/国際委員長
磯部国際委員長の開会挨拶に続き、CRE理事長のNoah Shlaes(ノア・シュレイズ)氏によるCREがこれまで行ってきた活動やCREの組織、グローバル化の中での役割などについて紹介され、次いで、小野祥吾氏のアドバイザー、コンサルタントとしての事例紹介、田村審議官の日本の都市開発の紹介、吉村理事長のカウンセラー、アドバイザーとして取組んだ事例や現在取組んでいる事例の紹介が行われ、ほぼ満席の150名の来場者からの質問を受けるなどして、盛会裏にセッションを終えました。
磯部裕幸常務理事・国際委員長 |
MIPIMへ参加して≪広報委員長;森井正太郎≫
カンヌに本拠を構えるMIPIMが今年開催した東京では、アベノミクスに湧く景気回復の流れの中
3000名にも及ぶ参加者が内外各方面から集まった。
太田国土交通大臣をはじめとした要人の隣席も賜り、このイベントに対する意気込みは非常に
大きく、協賛企業も国内国外とも大手企業が多数参集した。
東京都知事の桝添氏の講演では、2020年に控える東京オリンピックに向けたインフラ改造や、
インフラファンドの提案など積極的な都市再生方針による機能的都市東京の構築に向けった意向
が明確に示された。
経済都市としての東京の顔から、観光都市や居住しやすさなど世界一の地位に向けた取り組み
と、日本経済再生の起爆剤としての存在価値を発揮するような意気込みが明らかとなった。
都市交通システム、特に環状高速道路の整備拡大や国際都市東京の窓口となる羽田空港の拡張
など様々な計画が紹介され、これからの日本不動産市場の活性化に大いなる期待が為されること
が海外の投資家などへ情報が広まった。
また、外資系証券会社の公園で日本市場の期待性の高さを中心とした積極的投資流入を促す日
本市場の力強さと共に、市場としてのアジア地域における東京の位置づけがアジア地域の経済規
模拡大に際し大きなウエートを占めることなど多角的な分析が紹介された。